迂直之計(うちょくのけい)
「迂直之計(うちょくのけい)」 って、
知っていますか?
これはね、
中国の『孫子の兵法(戦争の必勝法)』 の一つの作戦です。
中国では、
『孫子の兵法』が世の中に出る前は、
戦争の勝敗は天運に左右されるという考え方が強かったのです。
つまり、
戦争は神のみぞ知るという考え方で、
運に任せていたんですね。
しかし、
『孫子の兵法』の著者の孫武は戦史研究の結果から、
戦争には勝った理由、負けた理由があり得ることを分析し、
戦争の必勝法を『孫子の兵法』として書き上げたのです。
じゃあ、
戦争の必勝法の「迂直之計」とは何かというと、
「迂」は迂回すること、
「直」は近道のことで、
わざと回り道をすることで敵を油断させて、
妨害を受けることなく先回りする兵法のことです。
つまり、
「急がば回れ」です。
これをね、
僕らの身近で一番、
再現している人たちが 「ももいろクローバーZ」 なんですね^^
アイドルと言えば、
アイドル戦国時代と言われるぐらい、
世の中に溢れかえっています。
その火付け役になったのは、
AKB48が爆発的な人気を得たことです。
どこのアイドルも AKBに続けとばかりに、
AKBの真似をしていきました。
これを高速道路に例えると、
どのアイドルもAKBという車が走っている後を しっかりマークし、
ついていってる感じです。
なので、
AKBの後ろでは大渋滞が起きて、
どのアイドルもブレイクできないのです。
じゃあ、
ももクロはどうしているかというと、
AKBの後ろを走らずに、
高速道路の路肩(緊急車両が走るところ)を
猛スピードで走っていたんです。
だから、
AKBに限りなく近い所まで、
ももクロの人気は高まりました。
他のアイドルがAKBのマネをする中、
ももクロは全く違うアプローチをしていたんです。
いくつか挙げると、
➀「えびぞりジャンプ」等のアクロバティックを取り入れた
➁どんな時でも生歌で歌う
➂戦隊もののパロディー
➃一人一人に「テーマカラー」をつけた
➄カラオケの歌いやすさよりもライブでの盛り上がりを重視した曲作り
⑥お笑いファンを取り込み、口コミで人気が広がった
⑦運営陣がアイドル育成経験の無いド素人集団
⑧マネージャーがプロレス好きで、プロレスとのコラボ
⑨独特な作曲センスのあるヒャダインがメインで曲作り
⑩空気を読まない
挙げればきりがないので、
この辺で終わりにしますが、
今までのアイドルがやってこなかったことを
開拓していったんですね^^
まぁ、
一番の差別化は彼女達の一生懸命さ(全力パフォーマンス)でしょうけど!
どこのアイドルも一生懸命やっているとは思いますが、
運営陣や彼女たち自身がそれをアピールするのが非常に上手くて
共感を得ているのだと思います^^
そんなわけで、
直近ではももクロの日産スタジアムのライブに行ったんですが、
斬新過ぎてびっくりしました^^
オリンピックみたいに 君が代が流れて
みんなで君が代を歌った後に 巨大な聖火が灯されて、
猫ひろしが 「ライブ中にフルマラソンを完走する」
と言ってスタジアムの周りを走り始めて、
かなこと武井壮の100m競争があって、
サッカー元日本代表対ももクロ達とのサッカー対決 (ゴールが用意されてマジのサッカーw) が
あって、松木安太郎が実況席から実況していて・・・
他では味わえない
創造性を掻き立てられるライブでした(笑)
アイドルの概念を完全に覆していましたね^^
でね、
僕が何を言いたいのかというと、
ももクロみたいに遠回りをしていた方が、
実は目的地にはやく着く可能性があるってことです。
マネをすることも大切なんですが、
最初はマネをしまくって、
ある程度マネできたら、
一見自分の目的と関係ないことをやることをお勧めします^^
そうすることで、
誰にも妨害を受けることなく、
先回りすることができるんです。
僕が仕事で上手くいっているのもそうです。
ある程度、
基礎を身に着けたら、
ももクロみたいに徹底的に差別化や新しいことを取り入れていきました。
一言でいうと、
テクニックを磨くのではなく、
自分を磨くんです。
そうすることで、
独自のテクニックが身に着けられるんです!
全然違いますよ、これ^^
なんか真面目な話から始まって、
途中からアイドル談義になってしまいましたね(笑)
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